6 Game Market(作成中)

未来社会に巨大な影響力を持つゲーム業界

メタバースにとって、ゲーム業界は技術的にもビジネス的にも極めて重要なベースとなる産業です。私もあまりゲームをやるタイプではないので、個人的な関心度や興味は薄いのですが、メタバースの世界が拡大すると、ゲーミングの世界を知らないでは前に進みそうもありません。ここで、まずビジネス規模の観点から、ゲーミングを簡単にまとめておきます。

ゲーム業界データ年鑑『ファミ通ゲーム白書 2021』

世界のゲームコンテンツ市場、史上初の20兆円の大台を突破

2020年の世界ゲームコンテンツ市場について、大幅な伸長となる前年比約131.6%、20兆6,417億円と推計しました。
 世界でもっとも大きな市場規模となるアジアは、東南アジアやインドへの急速な浸透も加わり前年比で約20%拡大しました。家庭用ゲーム市場では、2020年11月にプレイステーション5とXbox Series X|Sが登場しましたが、ハードの供給不足も重なり2020年の市場への貢献度は高くありませんでした。しかし今後の成長に期待がかかります。PCゲーム市場は、特に北米で家庭用を上回る成長率を記録し、トータルで増加となっています。

国内ゲーム市場規模がついに2兆円を突破、ゲームアプリが1兆3,164億円と全体の約3分の2

ハードと、オンラインを含むソフトとの合計となる2020年の日本国内ゲーム市場規模が、ついに2兆円の大台を突破しました。なかでもオンラインプラットフォーム(スマートデバイス、PCなど)の大半を占めるゲームアプリ市場は1兆3,164億円と前年比8.4%増。また、2020年の国内市場の成長にもっとも寄与したと言える家庭用ゲームの中でも、オンライン市場が前年比でほぼ倍増の2,134億円と、その上昇ぶりが目を引く結果となりました。

※家庭用ハード……Nintendo Switch、プレイステーション4などの家庭用(コンシューマー)ゲーム機本体。
※家庭用ソフト……家庭用ゲーム機で動作するゲームコンテンツ。
※オンラインプラットフォーム……家庭用ゲーム機、スマートフォン、タブレット、PCなど、ネットワーク接続を前提にゲームコンテンツが動作するプラットフォーム。ただし、家庭用ゲーム全体の市場規模を明確にするため、上記のグラフに限って家庭用ゲームのオンライン市場は「家庭用ソフト」に含めている。

国内ゲーム人口は調査開始以来初の5,000万人超え、家庭用ゲームユーザーが3割近く増加

2020年の国内ゲーム人口について、家庭用、PC、スマホアプリの3カテゴリーの合計が、前年比約110%の5,273万人となりました。2015年の調査開始以降初の5,000万人超えとなり、俗に言う巣ごもり需要が数字に表れた結果となっています。
カテゴリー別で見ると総じて増加傾向ですが、特に家庭用が3割近い増加となり、スマホアプリと家庭用の併用も21.8%の大幅増となりました。家庭用機保有状況はNintendo Switchの独り勝ちで、前年比約137.2%と依然著しい伸長が続いています。

国内家庭用ゲームソフト販売数では「あつまれ どうぶつの森」が歴史的な売り上げを記録

 2020年の国内市場における家庭用ゲームソフト販売本数(パッケージ+ダウンロード)は、正に独り勝ちといえるNintendo Switch向けタイトルがTOP10のうち9作を占めるという、圧倒的な強さを見せる形となり、特に「あつまれ どうぶつの森」は、ステイホーム時代のエンタテインメントとして、歴史的にもトップクラスのヒットとなりました。

国内クラウドゲーム市場規模は15.3億円で引き続き増加

2020年の国内クラウドゲーム市場規模は、昨年に引き続き増加となる15.3億円と推計しました。コロナ禍の影響などで、家庭用ゲームのオンラインストアの売上高が好調な伸びを見せ、クラウドも重要なサブスクリションサービスとして注目されています。2020年末に発売された新世代ゲーム機はネットワーク機能が強化されており、本格的なクラウドゲームサービスの普及に向けた環境はすでに整いつつあると言えるでしょう。

ゲーム業界の現状と動向(2021年版)

ゲーム大手5社の売上高の推移

2020年のゲーム業界の決算によると、ソニーは売上高前年比35.7%増の2兆6,047億円、任天堂は同34.4%増の1兆7,589億円、バンダイナムコHDは5.5%増の3,404億円、スクエア・エニックス・HDは27.6%増の3,325億円、ネクソンは17.9%増の2,930億円でした。ゲーム業界上位5社中5社が大幅な増収を記録しています。

2020年に入り新型コロナウイルスによる外出自粛がゲーム業界を後押しており、需要の伸びが見られ始めています。なかでも、20年3月に発売されたニンテンドースイッチ向けソフト『あつまれ どうぶつの森』は、発売からわずか3カ月で500万本に達するなど、世界的な大ヒットを記録しました。

ゲーム業界の市場は、ゲーム専用機を用いた「家庭向けゲーム」、「スマホ向けゲーム」、「PC向けゲーム」に大別されます。さらに近年注目されているのが、対戦型のゲームを競技(スポーツ)にみたてた「eスポーツ」で、成長市場として話題に上っています。

「家庭向けゲーム」においては、ソニーのゲーム専用機「PlayStation4」の世界累計販売台数が1憶1,490万台と1億台の大台を突破(2020年12月末時点)。そして、PS4の発売から7年目とあって次世代機に期待の声が高まる中、「PlayStation5」投入を発表、世界で話題となりました。2020年11月の発売以来「PS5」の国内の累計販売台数は100万台を突破しました(21年9月時点)

家庭向けゲームの草分けである任天堂は、2017年3月『ニンテンドースイッチ』を発売。TVとテーブル、携帯の3モードで遊べる自由度の高い柔軟性がユーザーに支持され、世界販売台数が7,987万台を突破しました(2020年3月時点)。家庭用ゲーム機からスマホへの潮流がみられる中、新たな市場の開拓とニーズの発掘に成功しました。

また、近年ゲーム業界の新たなムーブメントとされているのが「eスポーツ」です。海外ではすでに大型の大会が多数開催されており、日本でも徐々にその動きが活発化してきています。

ゲーム業界で新たに注目されているのが「クラウドゲーム」です。2019年3月グーグルがクラウドゲーム市場に参入。グーグルによるゲームプラットフォームサービス「スタディア」の展開をきっかけにクラウドゲーム市場の成長拡大が期待され、日本では2020年に展開が予定されています。

今後は次世代通信規格「5G」の開始によって、高速で大容量のデータ通信が可能になります。クラウドゲーム市場の需要拡大が見込まれる中、「eスポーツ」の普及拡大にも期待の声が上がっています。

2021年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績

2021年上半期 出荷台数3579K(350万台)売上、3200億円 → 年間700万大、6400億円