XRのカテゴリ
まず、歴史的にVirtual Realityと言われてきたものが、いくつもの変化発展してMR(Mixed Reality) 、AR(Augmented Reality)という種類のものが出てきました。今後さらに違ったものが出てくると予想されます。
VR(Virtual Reality）
これは一般によく知られているものです。
数百円のダンボール製のものもあります。
AR(Augmented Reality）
これも簡易版をスマホで体験することができます。きっかけはポケモンGOで世界中に広まったことでしょう。
MR(Mixed Reality)
MRは、中でも一番産業分野への応用がされるのではないかと考えます。
１９７７年に既に予言されていたMR技術
ここで興味深いことは、1977年(約５０年前）の米国映画Star WarsでこのMRが使われていたことです。
では、現在のMRと比べてみましょう。
Microsoft HoloLens 2のYouTube
脳内外科手術への応用
いろいろ言葉で説明するより上記の動画をみれば、すぐにこれがDisruptiveな技術であることは理解できると思います。
VR SQUARE by SoftBank 5Gキャリア
既に、5Gキャリアはいろいろな形でVRに関するサービスを提供している。まだ、一般にそれほど普及はしていないが、そのうちにどれかがヒットする可能性が高い。
FR: Free Viewpoint Reality
XR市場の拡大
XR市場は既に第一次ピークを過ぎて、いよいよ実マーケットが拡大する時期に入ってきている。
この進化発展の起爆剤となるのが、デバイス（ゴーグル）とPCプロセッサー性能の向上と、5Gの普及です。VRは、画像処理が重いので、処理速度と伝送路（クラウドへ）の伝送容量がキーとなります。
2018スタンドアローン型ヘッドマウントディスプレイ（HMD）
歴史的に見ると、やはりスタンドアローンの出現が一つの大きなマイルストーンになった。
- 2016年は「VR元年」 VRがテレビやメディアで話題になり、VR市場は急速な盛り上がりを見せた
- 2018年に単独で動作するスタンドアローンHMDとして、「Oculus Go」発売以降世界的ヒットとなった。
- 同年ARは、「Pokémon GO」が世界中でブレイク 4.2019年には6DoF（3次元トラッキング）に対応した上位モデルを導入 5.2020年から5G（第5世代携帯電話サービス）導入が本格化。
- 5Gの導入によりコンテンツ・サービスのクラウド化、コンテンツ品質が大きく向上する
- マイクロソフトのHololens1/2デバイスの真価が新しい展開に
VRは5Gの主要な応用分野
市場のトレンド
多種多様な応用分野
応用分野は多すぎて、これだけでも数十ページになりそうなので、いくつかの例のみを掲載します。
- VR/AR/MRゲーム
- ライブスポーツ観戦
- VR旅行
- 様々な教育・訓練ツール
- 商品疑似体験
- 狭小部所検査
- リモートワーク（会議等）
- 遠隔診療/遠隔操作
ゲーム・エンタメの世界は最大の市場になりそうです。
ゲームと言うと、大体が戦いゲームを想像するのですが、ちょっと変わった外科医のVR手術ゲームというのがありましたんで、紹介します。これは、将来、高度化すると実用化につながるのではないでしょうか。
本物の外科医がVR手術ゲームに本気で挑戦してみました【Surgeon Simulator ゲーム実況】
VR旅行
コロナ禍で、旅行業界は大打撃を受けています。その中の生き残り戦略の一つになるでしょうし、おそらくコロナ禍が終了してもこの分野は継続して発展していくと思われます。
ＶＲ動画（スマホ視聴推奨）たびコト塾～ＶＲで巡る世界のたび～南米ウユニ塩湖編～
VRを使った訓練
VR訓練の一番大きな特徴は、危険を伴う場所での訓練など、通常では練習がほぼ不可能なところでの訓練をかなり実体験することができることです。少し極端な例で軍事訓練をサンプルとして掲載します。長い動画なので適当にかいつまんで見てください。
360度VR動画：特殊部隊の訓練と戦闘機･オスプレイ･攻撃ヘリのコックピット
狭所部検査 VRゴーグル+ドローン
これは、今までは、出来なかったことが可能になる応用です。
点検検査の分野でドローンとVRゴーグルの組み合わせは最強の武器となることでしょう。
Wireの壁を超えて完全Stand Alone Wireless VRが一般化する
ワイヤがあることが現在の大きな足かせだが、5Gとデバイスの進化でこれも近いうちに完全に解決されることでしょう。
Digital Twinの世界が間近に
近未来にはXRは爆発的に拡大する
XRの技術はAIと同様に将来多くの分野で大きな変化起こす技術と考えられます。ここでは詳細は触れませんが、Digital Transformationの十分なネタになる技術だと思います。
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