サービス内容

デジタルツールの選択と組み合わせ

事業活動に役立つデジタルツールは上図にあるように、ハードウェア、グループウェア、アプリケーションなど数え切れないくらい多くのツールがあります。現在市場に存在するツールそのものは、それぞれを個別に見れば、それほど難しいものではありません。(例えばYouTube、Instagramなど)しかしながら、その多くのツール選択肢の中で、クライアント様の事業環境と目標に合わせて、ベストのツールを選び、組み合わせることは、一般には難しいところです。オンデマンドは、その難しいところをわかりやすく指導するサービスを提供いたします。

デジタル・クラウドツール

昨今のコロナが蔓延する状況で、リモートワークが広く行われるようになり、それに必要なデジタルツールが多く出現してきました。弊社では、代表的なZoomなどのコミュニケーションツールを廉価で迅速に導入する方法や、各種クラウドサービスのの基本的な利用方法を提供いたします。

  • Zoom/Skype/G-meet
  • Slack/Chatwork
  • DropBox/G-drive

また、中小企業のお客様の中には、会社のホームページや、SNSでの拡販ツールがまだ十分に整備されていないケースも多いと思われますので、このようなベーシックITツールの導入の支援を行うことができます。これらのいくつかのツールについては、お問い合わせをいただいた折に詳細のご説明をさせていただきます。

  • Homepage:WordPress/Wix
  • 動画:YouTube/Vimeo

AI ツールの活用

2023年は、AIツールであるChatGPTが大きな話題となりました。今までは、事務作業の効率化やデータの管理、コミュニケーションを便利にするツールなど、機械的作業を効率化することがITツールの基本でした。しかし、Chat GPT/GTP4は、今まで人間にしかできないと思われていた分野(文章生成、問題解決、芸術的画像生成、音楽生成)にも進出してきています。これらのツールを使えるかどうかで、大きな違いが出てくるようになりました。これからはAIツールなしでは、本当の仕事ができない時代になりつつあります。

高速インターネット環境の整備

昨今、PC間、スマホなどのデバイス間をつなぐ伝送路の容量が肥大化しております。これは、高解像度の画像や、特に動画の伝送が急増しているためです。お仕事では、高速インターネットの整備が不可欠です。

  • 回線業者/プロバイダーの選択 
  • ルーターの選択と設置 
  • スマホ、回線の選択、
  • 各種契約メニューの選択

事務所や家庭に光ファイバーが接続されると最低でも100Mbpsという速度がでますので、普通は問題がないのですが、昔のADSLなどを使用している場合には、非常に速度が遅く、スムーズな仕事ができないことになります。特に、WiFi接続では速度がいろいろな条件によって悪くなることが多いので注意が必要です。また、今日ではスマホで業務を効率化することが必要です。スマホも契約形態が様々であり、いかに安くよいインターネット速度を確保できるかが重要になります。

PCの性能・ハードウェア環境の整備

最近購入されたパソコンであれば、ほとんど問題はないのですが、10年以上前の機種で、特にOSが古いままで使われている方は、是非アップグレードをおすすめします。

  • 日進月歩のITの世界ではハードも定期的にアップデートが必要です。 
  • 古い機材とOSではセキュリティーの問題もあり危険性も高まります。

PCの性能が、非常に悪いと作業効率が著しく落ちてしまいますので、仕事にPCを使うのであれば投資が必要です。(パソコンなどの設備を安く購入するノウハウも指導いたします。)パソコン、ルータ、ストレージなど総合的に全体を考慮し最適なシステム構成を考えます。

SNS、HP、コミュニケーションツールの組み合わせ

おそらく、一番やっかいなのは、多くの会社から、多くのサービスが提供されているので、どのように組み合わせて、自分の(自社の)目的にあったように構築するかということでしょう。

これは、一律の答えがないことがほとんどですので、まさしくシステムインテグレーションの難しいところです。個別の状況に応じて臨機応変に組み合わせを考える必要があります。

無料のアプリの利用

近年、ご存知のようにGoogleなどの巨大企業のサービスは、基本的には無料で利用することができます。そのサービスの種類が非常に多くあるのですが、どんなよいサービスアプリがあるか、あまり知られていないようです。せっかく無料であるのですから、是非活用すべきだと思います。また、有料であっても、価格が非常に安いケースが多いので、必要に応じて懐と相談しながら活用いたしましょう。

  • Google drive/G calendar/G-mail/
  • Microsoft Office/Excelなど 
  • モバイルアプリ多数 
  • リモート会議アプリ 
  • チームアプリ(GroupWare)

目的にピッタリとあったツール・サービスを探す

少し難しくなってきますが、いろいろなサービスが多くの企業から提供されておりますので、類似のものがかなり多いです。また、同じ機能であっても、性能が異なります。このあたりはやはり専門家のサポートがあるかどうかで、仕事の効率が異なってきます。また、将来なんらかの理由で、アプリやサービスを別のシステムなどに移行する必要が出てきたときに、最初によく考えておくかどうかによって随分異なった結果になります。(当初安くても、後で費用がかかるというケースも多いので、注意が必要です。)

特に、注意を要するのは、

  1. ツール・サービスは、一度採用したら、将来変更することが、(コストその他の面から)困難になること。
  2. ツールを導入するにあたって、将来可能性がありそうな機能追加の検討をし、柔軟に拡張できるようにすること。
  3. 将来、変更をしようとした時に、できるだけスムーズに移行できるようなシステム構成、データの整備をやっておくこと。
  4. 将来、使用料金が値上げされる可能性の検討。

より革新的なデジタル化

ここからは、中規模の会社(既にある程度デジタル化は出来ている)の経営者の方に向けての話なので、少し専門的な内容になります。

DXの本質を、もっと深く見ていくと、数年前から米国等メディアで話題となっているDisruptor(破壊者)が典型的なDXの成功者であると思われます。まさにDisruptorがICTの力を利用して、既存のシステムを破壊して、革新的なシステムを生み出して市場を席巻しているわけであります。今では、一般化したシェアリングエコノミーなどもその一つでしょう。2023年は、明らかにAIツールであるChat GPTが最大のDisruptorとなり、多くの既存産業・職業に大きな衝撃を与えることになりそうです。

CNBCが2019年に公開したDisruptor50社の中の10位までのリストを見たのですが、この中の4位のGrab(シンガポール発)というタクシー配車アプリは、私が5年前にマレーシアを訪問した時に、既に一般に広く使われており、日本との違いに驚きました。 日本はつい最近になって急速に広まりつつあります。マレーシアでは、圧倒的な便利さと安さ(約半額の乗車料金)で、既存のタクシードライバーが消え去っていくのを目の当たりにしました。

ディスラプターがやってくると、価格とサービスレベルが違いすぎて、既存の業者は太刀打ちできず競争にはなりません。消滅するか、傘下に入って生き延びるかしかなくなります。 リストの7位にあるAirbnbも、私は個人的にも時々使っています。日本では政府の規制があって、今の所AirbnbはDisruptorとは言えないですが、世界的には大きく拡大しています。 日本では、規制と商習慣などで、海外に比べてDisruptorが入りにくい土壌があることも事実で、その恩恵にすがっている企業も多いわけです。Airbnbと類似した案件として、2019年にソフトバンクは(yahoo)インドのOYOと合弁事業としてホテル事業に参入し急成長しているところです。


日本のDX

日本においてのDXは、欧米などと比較すると、その歩みが大きく遅れていると感じています。参考データの一つとして、Dell Technologiesが発表しているDXインデックスによると、デジタル後進企業の割合は、北米が8%なのに対して日本では39%、その一方でデジタル導入企業については、北米が38%なのに対して日本では8%となっており、これらの数字の正確性は別として、日本のDXは大きく出遅れている、別の見方をすると日本のDXは極めて伸びしろが大きいことが読み取れます。

中小企業のDX

中小企業の抱えるDX問題点は、

  1. データの分析や活用など、新時代のデジタル技術に対応できる人材の不足
  2. 技術的負債(その場しのぎの作業・開発を選択してきた代償として、後に追加作業などが発生すること)の増大による運用・保守コストの高騰
  3. サイバーセキュリティや事故・災害によるシステムトラブルやデータ滅失・流出のリスク増大

DXにコミットする

企業の経営陣がまずコミットすべきアクションは、実現すべきビジョンを掲げ、市場の価値観やニーズの変化を捉え、DXを通じて実現すべき、自社のあるべき姿を描くことです。そしてDXを通じて実現すべき自社のあるべき姿と現状とのGAPを可視化することにより、戦略の決定、例えばM&A、内製、オープンイノベーションなどを取り進めていくわけです。

デジタル化+プロセス革新

ちょっと大げさな言葉になっていますが、中小企業は、本当に将来の危険度が高いのが実情です。大企業のように資金がないから、先行投資も簡単にはできません。そこに大企業が先に述べたDisruptor(破壊者)として市場を容赦なく奪い取っていくので、たまったものではないでしょう。大企業だけでなく、コロナ禍のような自然災害的なものもあります。常日頃から、いろいろなことを考えながらサバイバルを模索する必要があるわけです。

そのときに、重要なことは、デジタルの力があると困難な状況に対する解決案(ソリューション)の幅がひろがります。そのデジタルの知見と、困難な状況を打開するアイデアを考え出すことが、キーポイントでしょう。サバイバルゲームです。

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